通いサービスはるかぜ

~徘徊には理由がある~

こんにちは~。はるかぜで介護士をしている小松です。
最近暑くなってきましたね。熱中症にかかるリスクも高くなっています。
家の中にいても熱中症にかかることもありますので、水分補給をこまめにしてお過ごしくださいね。

さて今日はご家族からの困り事で多い、【認知症の方の徘徊について】はるかぜでの取り組みをお伝えします。
認知症のある方はあてもなく歩き回っているわけではありません。家の外に出るには、必ずなんらかの理由があるのです。
それは、仕事に行く、誰かに会いに行く、買い物に行くなどそれぞれです。そしてその行動は過去の思い出や習慣に基づいていることがほとんどです。ただ明確な意図をもって歩き始めていても、途中で自分がなぜ外に出たのか、どこに向かっていたのかを忘れてしまうことがあります。そのため外出の理由を説明できなかったり、戸惑ってしまうことも多く、周りの人から見るとあてもなく歩いているようにみえるのです。


はるかぜを利用されている方の中にも、そわそわ落ち着かなくなり、歩き出す利用者がいます。そんなときはゆっくり理由を聞いたり、一緒に歩いたりしています。理由を聞いて傾聴するだけでも落ち着かれることもあります。一緒に歩いたりしていると途中で違う事を話だし落ち着かれることもあります。一番大事なことは本人の気持ちを知ることです。

はるかぜでは24時間生活変化シートを活用し、本人の気持ちの変化に何が影響を与えているのかを考え日々対応しています。職員が同じ対応をしていても、職員の声のトーンや話し方、その時の環境(周りが騒がしかったり、室内の温度、明るさなど)でも変わります。これから増々暑くなります。家での環境はどうか、今一度気にかけてみてください。



6月は松本スカイパークに外出しました。


※写真は利用者の取材掲載許可済

※写真は利用者の取材掲載許可済